泉南市のアジサイといえばここ！「アジサイ寺」

8世紀の前半、神亀（しんぎ）年間に、聖武（しょうむ）天皇の勅命（ちょくめい）により僧行基（ぎょうき）によって創建（そうけん）されたと伝えられる古刹（こさつ）です。毎年6月には全山がアジサイで彩られることから、「アジサイ寺」として親しまれ、参道石段の両脇のアジサイや二つのアジサイの谷は特に見事です。

寺の由来

1577（天正（てんしょう）5）年、織田信長（おだのぶなが）の紀州攻め（きしゅうぜめ）により焼失した海会宮寺（かいえぐうじ）のなかで、唯一焼け残った観音堂（かんのんどう）を現在地へ移したことが始まりで、その時の年号を逆さにし「長慶寺」と呼ぶようになったと伝わります。本尊は行基自作で、６０年に一度御開帳（ごかいちょう）される秘仏です。現在、境内には真新しい平成の三重塔をはじめ、様々な時代の建築が建ち並び、その荘厳（そうごん）さは市内随一（ずいいち）です。また高台にある境内からは市内を一望でき、遠く関西国際空港や淡路島も望むことができます。

地図