後の八代将軍徳川吉宗公もご宿泊

真如寺(しんにょじ)は、正式な本陣(ほんじん)である角谷(つのや)家に対し、紀州藩(きしゅうはん)の隠れ本陣として用いられていました。
後世の改築を受けて間取りは異なりますが、全部で14の部屋があったとされ、禄高の高い侍の個室や藩主を守る忍者の隠れ部屋、床の間の隣で守護侍(しゅござむらい)が控えたと考えられる一畳の間などが、当時の面影を色濃く残しています。

 

真如寺の寺宝

山門脇にそびえる「貝塚いぶき」は、徳川吉宗(とくがわよしむね)公が宿泊した際に植樹したものと伝わり、樹齢は300年とも言われます。また「とんち」で知られる一休禅師(いっきゅうぜんし)の書も寺宝として残されています。

 

真如寺本堂錣屋根

本堂は錣屋根(しころやね)と呼ばれる重厚(じゅうこう)な構造となっています。これは寺院建築でも古いタイプの屋根形式とされ、奈良県法隆寺(ほうりゅうじ)の玉虫厨子(たまむしのずし)や大阪四天王寺(してんのうじ)の金堂(こんどう)などが最古の例となります。

住所 泉南市信達市場2154
電話番号 072-447-8811 (泉南市役所プロモーション戦略課)
アクセス 【電車】
JR阪和線「和泉砂川駅」徒歩約15分
【バス】
さわやかバス(一丘回り)「市場青年会場前」徒歩約3分
備考 駐車場:有(15台)

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